昨夜はアルフレッド・ブレンデル のリサイタルを聴きに行きました。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、彼は今年12月18日のウィーンでの演奏を以って現役引退表明をしているので、今回のこの公演がリヨンで催される最後のリサイタルと言う事になります。 彼は今迄にもリヨンに何度か来ているのですが、いつも仕事で聴きに行けず仕舞い。
今回はもう最後のチャンスだったので、是が非でも行くつもりでした(^^;
今年1月5日に77歳になったブレンデルは、1991年にケンプ、アラウ、ゼルキンが亡くなった後を継承する、唯一のドイツ、オーストリア系音楽の権威として知られる「 知性派ピアニスト」です。所謂、ショパンやリストに求められる様な派手さはありませんが、彼の演奏するハイドン、 モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、シューマンは秀逸です。
彼の緻密に分析された音楽と、紡ぎ出される音の美しさには定評があり、それは以前から僕なりにも録音を通して分かっていましたが、こうして生で耳にするとそれが本当だったと言う事がモロに伝わって来てとても幸せでした。音を濁さない為のペダリングは完璧だし、兎に角、細部に至るまで無駄がないんですよ。
今回演奏されたプログラムは次の4曲です。
ハイドン: 変奏曲 ヘ短調 Hob. XVII.6
モーツァルト: ソナタ ヘ長調 K.533/K.494
ベートーヴェン: ソナタ 第13 番 変ホ長調 Op.27 No.1 “幻想曲風ソナタ”
-- 休憩 --
シューベルト: ソナタ 第21 番 変ロ長調 D.960
見てお分かりの通り、これらの曲は決して派手な曲ではありませんしかしながら、 いかにも彼らしい素晴らしいプログラムですね。また、曲が全て関係調で構成されていると言う所も、他のコンサートでは余り見かけないと思います。
この写真はプログラム終了直後に携帯で撮りました(禁止されているにも拘わらず...)。僕もですが観客の殆どが総立ちで拍手喝采を送りました。 この後、アンコールとして2曲演奏されましたが、2曲目にシューベルトの「即興曲 D899 Op.90 第3番」が始まると、思わず涙がこぼれました。
最後に、モーツァルト演奏家として世界的な評価を受けている内田光子さんがブレンデルについて語っている文章の一部を転載します。
「ブレンデルというピアニストは、一般リスナーや批評家の中には毛嫌いする人も多いようですが、もともと、ブレンデルの価値というのは、同業者、すなわちプロのピアニストでないとわかりにくい価値だと思います。
ピアニストが譜面を開きながら聴いて、なるほどと膝を打つ。そんな演奏なんです」
彼の60年に及ぶ演奏活動に敬意を表します。
今夜は妻のたっての希望で、リヨンのオーディトリウムにアメリカ人ピアニストのスティーヴン・コヴァセヴィチのリサイタルを聴きに行きました。
今日の午後はブリテンの「カーリュー・リヴァー」のG.P.を観に、セレスタン劇場へ行きました。平日の午後にも拘らず劇場関係者以外の方々も多く、ちょっと不思議に思いました。
1961年にプッチーニの歌劇「ラ・ボヘーム」のロドルフォ役でデビューした彼は、1965年マイアミに於けるドニゼッティの歌劇「ランメルムーアのルチア」でジョーン・サザランドの相手役を務め一躍世界の注目を浴び、1972年ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場に於けるドニゼッティの歌劇「連隊の娘」で大成功を収めます。以来2004年に引退を決意するまで、イタリアの太陽のように明るく、また、父親が赤ん坊に子守唄を歌うような甘い歌声は世界中の人を魅了しました。
大人から子供まで誰もが知っている唱歌「まつぼっくり」。実はこの歌、昭和11年に小学1年生が書いた詩に、先生が曲を付けたものなんですよね。
6月にバーデン・バーデンで上演した『ローエングリン』のDVDの発売日は10月19日だったのですが、その先行予約していたものが、今日になってやっと届きました。予約と言いつつ発売日を過ぎても届かないところは、やっぱりフランスかな?と再確認(-_-;
長かった「ローエングリン」の公演もあと1回を残すのみとなりましたが、次の演目であるベッリーニの「夢遊病の女」の音楽稽古が先週から始まりました。
エディンバラから戻って2日目、まだ何となく疲れが残っている様な気がします。でも、幸いオペラ座の方は9月4日まで10日間の休暇なので、それまでのゆっくり体調を整える事にします。
昨日は夜に本番があっただけなので本当は家でゆっくりしていたかったんですけど、午前中は断水だったので久し振りにリヨンの中心部の方を散歩しました(^^)
6月のヨーロッパは最も美しい季節の始まりであり、またバラの季節でもあります。
今日は欲張って3つ目のエントリーです! 今イタリアでマドンナやラウラ・パウジーニ等を抜いて、最もダウンロードされているのはジャンナ・ナンニーニの「Sei Nell'Anima」(あなたは心の中ににいる)と言う曲です。 僕も試しに聴いてみたんですけど、すぐに気に入ってしまいました。イタリアン・ ポップスにはこう言う感じの曲が多いんですけど、それでもやっぱり良いなあと思います。 ちょっぴりハスキーな声で、パワフルに歌い上げるので惚れ惚れしてしまいますが、ナンニーニは1956年6月14日シエーナ生まれだそうですから、今年はもう50歳なんですね。 驚きました。 「あなたは心の中にいる。そこにいつまでもずっと置いておく...」と言うサビの部分がとても良いので、著作権に引っ掛からない程度にちょっとだけお聴かせします。
昨日は、午後のリハーサルの後、本番までの間は家に戻らなかったので、中心部で時間を潰しました。 そして、FNACでこのカルロス・クライバー指揮の「ベートーヴェン:交響曲第7番」のライブCDを見つけたので買っちゃいました! クライバーもベートーヴェンも好きなので、この組み合わせは僕にとって最高です(^^)
今日の午後はアンリ・デスのコンサートに行ってきました。
昨日、リヨンのオペラ座はチャイコフスキーの歌劇「マゼッパ」の3回目の公演でしたが、フランスのFM局 "France Musiques" による生放送がありました。
そして、最後にCDジャケットも忘れずに。今回はポスターにも使われているイラストをちょっとだけ加工して使う事にしました。
今年はモーツァルトの生誕250年にあたり、世界各地で記念イベントが催されています。今日1月27日はその誕生日当日なので、僕も何かオマージュを... と思ってネットを彷徨っていたら、とても懐かしい録音を偶然発見しました!
先日注文した村下孝蔵の『純情可憐』がやっと届いた。
最近、映画『ハウルの動く城』のメイン・テーマ「人生のメリーゴーランド」(久石譲・ 作曲)にハマッテます。 妻が日本から楽譜を買ってきたんですけど、こういうのが普通に売ってる日本は凄いなあと今更ながら感心してしまいます。最近ではドラマの挿入曲なんかも楽譜が出版されるのが早いそうですね。
ヴェルディのオペラの台本作家としても知られるアリゴ・ボーイトの歌劇『メフィストーフェレ』は、ゲーテの詩劇「ファウスト」を題材にしたオペラの1つ。
最近仕事で疲れ切っている僕をリラックスさせてくれるCD。チェンバリストのクリストフ・ルセは、なんかどっかのテレビ番組みたいですけど、僕の友達の友達です(^^)
遅ればせながらポランスキー監督の「戦場のピアニスト」(邦題)を観た。ゲットー体験者のポランスキー自身が満を持して撮った作品だとか。作品の内容については、他のサイトで散々語られているので、ここでは敢えて触れない。僕はシュピルマンを演ずるエイドリアン・ブロディの手がとても気になった。聞くところによると彼自身も本当にピアノを弾くらしい。羨ましいほど大きな手。僕の大好きなホロヴィッツの手にとても似て見えた。
僕の好きなピアニストの一人。その完璧なテクニックと誰にも真似することの出来ない美しい音。