2010年5月アーカイブ

母の日 '10

今日、フランスは母の日でした。日本では5月の第2日曜日ですが、フランスでは通常5月の最終日曜日がこれに当たります。ところが、ペンタコステ(聖霊降臨の主日)が重なる場合は、6月の第1日曜日に移動するという仕組みだそうです。また、フランスではここリヨンが第1次大戦が終わった1918年に、 "Journée de Mères" (直訳:母の日)として大戦で息子を失った母親達に捧げた日が初めてだったそうです。因みに、現在の母の日 "Fête de Mères" は第2次大戦後の1950年に導入されました。

母の日のプレゼント
娘から今年のプレゼントは、折り紙で作ったチューリップを添えた、「宝石箱」(?) "Boîte magique" でした。この宝石箱はいつもの様に学校で作った物ですが、僕は送り迎えの時にデザインはどんな感じだとか、今日はどこまで出来たとか随時途中経過を聞かされていました(笑)。また、ブラウスの袖を青く汚して帰って来て妻に叱らた時、娘は「今日は美術があったんだもん!」と誤魔化していましたが、後で、実は箱に色を塗っていて付いてしまったんだと、僕のところにそうっと耳打ちしに来ました。娘は「フェート・ドゥ・メール(母の日)になるまでママにないしょだよ!」と、ほぼ毎日のように僕に釘を刺していましたが、それを聞いて、さぞかし母親のビックリして喜ぶ顔が見たいんだろうなあと思っていました(^^)

モワルー・オ・ショコラ
娘が今朝作った「モワルー・オ・ショコラ」 "Moelleux au chocolat" は、送り迎えの時に聞かされていた娘の当初の計画では妻が朝起きる前に焼いて、朝食に起きて来た時にビックリさせる筈でしたが、昨日は知り合いのお宅にお邪魔していて帰宅が遅くなってしまったので、案の定、早起きは出来ませんでした。それでも、朝食後に頑張って作りました。勿論、娘が出来ない事は僕が手伝わされましたけどね(笑)。
「モワルー・オ・ショコラ」は簡単に言うとチョコレート・ケーキの1種ですが、割った時にチョコがトロリと流れ出すくらい真ん中部分が柔らかいケーキです。レシピに書かれてる通りに作ったので当たり前かも知れませんが、流石、ルノートルのレシピ!と~っても美味しかったです。娘も大満足でした!

ところで、"moelleux" は僕にとって仏語の発音の七不思議(ホントはもっとあるかも?)の1つです。仏語の発音にも一応規則があって、大体はその規則通りで間違いないんですが、規則には当てはならない、所謂、「例外」と言うのが結構あるんですよね。どうして?とフランス人に質問しても、大抵は「例外だから...」と返されて、未だちゃんとした答えを得られた例がありません(爆)。この "moelleux" の場合も、「oe」だから単純に「オエ」となるかと思いきや、「oi」の時と同じ様に「オワ」と発音するんですよ。もし「オエ」と読ませるなら「oé」または「oë」じゃないといけません。気を付けないとよく間違えてしまいます。今日も娘から発音を注意されました(^^;

これでも1片だけど...

| コメント(2)

料理のレシピによく「にんにく1片」とか、「にんにく1かけ」って出てきますが、下の鶏卵と比較して撮った写真の左側がその「1片」ですよ。決して小玉葱やエシャロットではない事を誓います!
これって普通に1片と言う大きさの3倍はあろうかという代物。尤も、今回はパスタ・ソースの味付けに使っただけで、食べちゃったわけではないんですけど、それにしても...ねぇ(^^;

にんにくで思い出した大学の先輩の逸話を1つ。

当時、Sさん(先輩)はコンサートの本番を間近に控え、風邪を引いてとても困っていました。そこで、上級生のAさんにこの事態を何とか乗り切る方法はないものかと相談しました。するとAさんは即答で、「にんにく3コ生で食べるとえーよ」とSさんに伝授しました。
その後、言われた通りにんにくを食べたお陰でSさんは、風邪の症状も治まり無事本番を成功裡に終える事が出来ました。

後日、Sさんはお礼がてらAさんに報告しました。「いや~その節はどうも有り難うございました。お陰で風邪も治ったし、本番もバッチリでした!でも、あんなににんにくって食べないといけないもんなんですかね。生で3個も食べるのって物凄くシンドカッタですよ。臭いのしばらく抜けないし、腹も下しちゃってマジで死ぬかと思いましたよ!」
Aさんは不思議に思い「一体どんだけ食ったん?」と訊くと、Sさんは「え?だって、3個ってにんにく丸々3個の事じゃないんですか?」と答えました。
Aさんはビックリ仰天して言いました。「3コって、3片の事に決まってるやんか!お前、アホちゃうかぁ~!?」

この強靭な胃腸の持ち主のS先輩は、現在、某国立大学で准教授をされていらっしゃいます。

鶏卵と比較

iPad触ってみた!

iPad触ってみた!今日はこちらフランスでもiPadの発売日だったので、買い物に行った序にちょっと触ってみましたが、第一印象は、重い!次に、持ち難い!!でした。
写真はWi-Fiモデル(680g)なので、僕のVAIO Pにロング・バッテリを装着した時より約100g軽い筈なんですけどちょっと意外でした。特に写真の様に筐体を横にして片手(僕の場合は左手)で持って、もう片方で操作をしてる時に重いなって感じました。また、両方の手を使う場合、例えばメールや文書作成等のタイピング作業がこれに当たりますが、本体をテーブルや机の上に置いたらディスプレイに表示されるバーチャル・キーボードを上から覗き込みながら入力する様な格好になってしまうので、長時間この作業を続けるのは無理かもしれませんね。しかも、この姿勢ってパソコンを買った時に付いてくる取説に図解入りで書いてある、「パソコンを使う時の姿勢」とは随分違うと思いませんか(笑)。だからと言って、別売のキーボード・ドック使ったら普通のパソコンみたいな使い方も出来ますけど、それじゃあ本末転倒だと思うし...。ところで、あのドックには縦向きにしか挿せないんですよね?
僕がiPadを弄ってる時に、しきりにHDMI端子の有無を気にしている御婦人がいたので、「最近のAVパソコンなら兎も角、アップル社の製品には付いてる機種は存在しないし(サードパーティー製の変換アダプターで可能!)、ましてやiPadの用途から考えてもHDMI端子は付いてませんよ」と教えてあげました。iPadに必要かどうかと言うのは別として、HDMIケーブル1本で大型テレビに接続出来たら確かに便利ですよね。でも、他社が共同で開発した規格をアップル社がそう簡単に取り入れるとは考え難いですけどね(^^;

あくびぃ~

久し振りにあくび写真イッパ~ツ!

ここ2、3日の間、こちらは雨が降ったり止んだりではっきりしない天気でしたが、今日は気温こそ余り高くないものの、久し振りに太陽が顔を覗かせて気持ち良いです。マーシャも昼食後は自分のベッドで窓から差し込むお陽様の光を浴びながらゆっくりお昼寝タイムで~す(^^)

あくびぃ~

マラソン大会

先週の木曜日、リヨン市6区の小学校が参加するクラス対抗マラソン大会がありました。
マラソンとは言っても、当然の事ながら42.195kmのフルマラソンではなくて1.6km走でした。僕はオペラ座のリハーサルがあったので残念ながら見に行く事は出来ませんでしたが、娘のクラスは全50クラス中42位だったそうです。結果を教えてくれた娘に「すっごく遅かったんじゃん!」と言ったら、「ううん、後ろにまだい~っぱいいるでしょ!」と返されました。もっと上を目指すより下を見てホッとする様な楽観的な娘にちょっと疑問が残らないでもありませんが(笑)、あの!運動音痴の娘が、たとえ中距離だったとは言え完走し終えて、しかも大して疲れた様子もなくケロリとしていた事にとても驚きました(^^)

ディプロム

申告完了!

| コメント(2)

所得税申告4月30日に届いてからずっと気になっていた所得税申告。この紺色のビニール包装の書簡が届くと、郵便受けを開けた途端に「うわっ、キタ~~ッ!!」と、毎年ドキッとするんです(笑)。
今年の所得税申告は、郵送による提出は今月一杯、インターネットで申告すれば6月24日迄です。この期限って住んでる地方によって微妙に違うんですが、フランスって言うところはつくづく不思議な国だと思います。
届いてからずっと気にはなっていたんですけど、オペラ座の仕事が一段落着いてからにしようと先延ばしにしていました。いざとなったらインターネットで申告すればいいし...と思いつつ。でも、経費の計算をちゃんとしなきゃいけないのは同じなわけで、それならこの休みの内に済ませてしまった方がどう考えても楽ですよね。
と言う訳でこの週末についに着手しました!必要経費の算出は、領収書の有無で方法が違ったり、所得に対して上限幾らまでとか、非課税になる額については別途提出しなければならなかったりと、色々面倒臭いんです。恐らくこんな煩雑な作業を想像して毎年ドキッとするんでしょうね(笑)。
そして今朝、無事に投函して来ました!

iPhone用のページ

このブログのiPhone用のページを作りました。
ネーミングは敢えて「for iPhone」としましたが、単にインターフェースがiPhoneっぽくなっているからで、iPhoneやiTouch以外でも最近のスマートフォンやPDAならほぼ同じ様に表示されると思います(Xperiaの標準ブラウザで確認済み)。
因みに、今回使わせて頂いたのは、crema designさんの「iPhoneテンプレートfor MT」と、Googleの「iuiプロジェクト」です。エントリーの閲覧のみでコメントの投稿は出来ませんので念の為。

「在仏熊猫日記 for iPhone」 → http://www.hidefumin.info/kumaneko/i/

立てば芍薬...

今日もリヨンは好天に恵まれ、日中最高気温は何と28℃まで上がりました。
先週末に買った芍薬も、買った時にはまだ直径3~4cmの蕾だったのが、暑さの所為もあってか一気に咲いてしまいました。美人を形容するのに、「立てば芍薬坐れば牡丹、歩く姿は百合の花」と言うくらいですからね。流石、芍薬は美しいです(^^)

芍薬

『MINOES』

| コメント(2)

Minoesこの週末、フランスはペンタコステの連休。娘も少し時間に余裕があるので、今日の午後は一緒に映画『Minoes』(2001年・蘭)を観ました。邦題は『ネコのミヌース』ですね。これはオランダの作家アニー・M・G・シュミット原作の同名童話(1970年)の映画化という事ですが、この手の話は猫好きにはタマリマセン(^^)
ミヌース役のカリス・ファン・ハウテンが可愛いですね。名前にもどことなく親しみが沸くのはどうしてだろうと思ったら、あの!ココア・パウダーの「バンホーテン」と同じ苗字だったんです(笑)。

今日からお休み!

リヨン・オペラ座のフェスティヴァル・プーシキンが無事に終わりました。この後オペラ座は、ブリテンの「カーリュー・リヴァー」のアムステルダム公演が6月初めにありますが、これは2年前と同じプロダクションなので僕は不参加、また、次の演目はフンパーディンクの「ヘンゼルとグレーテル」で6月8日から公演が始まりますが、これは2008年のグラインドボーン音楽祭のプロダクションで、今回リヨンで必要なのは児童合唱のみなので無関係。と言う訳で、ブリテン組がリヨンに戻って来て次のリハーサルが始まるまでの間、今日から僕は約2週間のお休みで~す!
でも、本当はこの休みの間に僕は、リヨン近郊で公演予定だったモーツァルトの「コシ・ファン・トゥッテ」でフェランド役を歌う筈だったんです。ところが、主催者側が出演者全員のスケジュール確認を怠るというチョー初歩的なミスを犯してしまった為に、慌てて色々策を講ずるも全員の日程が合わず、最終的に今回のところはキャンセルになってしまったのです。ま、こういうのは良くある事なので今更驚きませんが、いずれにしても残念です。
と言う訳で、ポッカリ空いてしまったこの2週間。休みとは言え娘は普通に学校に行っているので、夏のヴァカンスの様にどこかへ行くって言う訳にもいきません。せめて疲労回復を兼ねて、家でマーシャと一緒にダラダラと過ごせたら良いなぁ~なんて思ったりもするんですけど、さ~てどうなるでしょうかねぇ(^^)

すやすや~♪

フェスティヴァル・プーシキン~最終日

「スペードの女王」第1幕よりいよいよフェスティヴァル・プーシキンも今日でおしまい。今夜は最終日に相応しく、チャイコフスキーの歌劇「スペードの女王」で締め括りになります。
写真は、第1幕第1場の「公演の広場」。オペラ座のサイトから拝借しました。台本のト書きには季節は「夏」とあるんですけど、女性の格好はともかく、男性は皆どちらかと言うと冬支度です。僕の衣装も上半身はシャツ、ベスト、上着、コート、それに頭にはシルクハットと、どう見ても完全防寒ですよ。サンクト・ペテルスブルクは夏でもそんなに寒いんでしょうかねぇ(笑)。
今回の公演中、どんなに天気が良くなくて寒い日でも、「スペードの女王」の時には暑いと感じたんですけどね。今日なんか18時現在でもまだ22℃もありますからどうなることやら...(^^;
さて、そろそろ出掛けるとしますか!

「マゼッパ」~最終公演

ロン毛~!今日のリヨンは朝からとても天気が良いです。予報では日中の最高気温も18℃位まで上がる見込みです。午前中に次の演目の衣装合わせに行ってきましたが、もう既にお陽様が眩しかったです。やっと春っぽい感じですね。
そして今夜のリヨン・オペラ座は、いよいよ「マゼッパ」の最終公演です。
前回2006年の公演時との違いは、僕の場合このロン毛!4年ちょっとの間に、こんなに伸びてしまったと言うわけではなく、勿論、これは付け毛ですよ。それから、チンギス・カンの末裔の様だった第2幕最終場のあの髭面も、顎部分は剃り落として(付け鬚無し)で、もっとサッパリしています。衣装さん(女性)の趣味が変わって、初めのイメージとは違ってしまったんでしょうかね(笑)。
因みに、写真は楽屋でXperiaのカメラで撮ったものですが、衣装の他に同僚の私物とかも写っていたので、背景は念の為、暈しておきました(^^;

日光浴!

昨日のリヨン・オペラ座は、「スペードの女王」の4回目の公演でした。先週の日曜日からずっと本番続き(オケ合わせだった水曜を除く)だったので、今日は9日振りの休みになります。本当は今日も他所の仕事がある筈だったんですけど、中止になってしまったので丸っきりのオフです!
ところで、今回のフェスティヴァル・プーシキン開催に当たって仏国営放送が取材していた内容が、先週月曜日のお昼のニュースで放映されました。丁度その時間帯に僕は家にいなかったので後からインターネットで見たんですが、2日間に亘って取材していたのにもかかわらず、信じられないほど大幅にカットされていました。因みに、僕は3秒くらい映ってたかな(笑)。

さて、昨日は久し振りに晴れ間が覗いて、一昨日までに比べると大分暖かく感じました。マーシャにもたまには日光浴をしてもらわないと病気になってしまうので、簡易テラスに「パビオン」を出したところ、早速、上にドッシリ乗って(!)、しばらくの間、写真の様に気持ち良さそうにお陽様に当たっていました(^^)

日光浴!

「モーツァルトとサリエリ」

「モーツァルトとサリエリ」今日のリヨン・オペラ座は、チャイコフスキーのオペラの公演はお休みで、プーシキンの同名詩劇を基に、ニコライ・リムスキー=コルサコフ自身が台本を書き作曲した、歌劇「モーツァルトとサリエリ」の公演があります。
リムスキー=コルサコフは、ロシア5人組(19世紀後半、ロシアで民族主義的な芸術音楽の創造を志向した作曲家集団)の1人で、管弦楽法の大家としても知られます。代表作、交響組曲「シェエラザード」を始め、序曲「ロシアの復活祭」、歌劇「サトコ」、歌劇「金鶏」等が有名です。
今回の「モーツァルトとサリエリ」は、1幕2場(上演時間約45分)からなり、アリア等はなくテノールのモーツァルトとバリトンのサリエリが対話するように殆どがレチタティーヴォで進行します。
全曲を通して古典派の様式を思わせる曲想が多用されている所為か、これが本当にリムスキー=コルサコフの曲なのか?という錯覚に陥ってしまいます。また、作品中には「ドン・ジョヴァンニ」のツェルリーナのアリアや、「レクイエム」第1曲目の冒頭部分等が引用されていますが、サリエリが渡したワイン(毒入り)を飲み干した後で出てくる「レクイエム」は、オーケストレーションがモーツァルトのそれとは異なる一種独特の響きをしているからなのか、僕は何か胸騒ぎの様なものを覚えます。

1898年の初演時サリエリ役を歌った、ロシアを代表する世界的なバス歌手、フョードル・シャリアピンは、「『ボリス・ゴドゥノフ』よりも遥かに難しい」と言ったとか言わなかったとか...。でも、スコアを見る限りでは、ボリスの方がよっぽど難しいと僕は思うんですけどね。

今夜はこの他、以下の曲が演奏されます。

  • モーツァルト:交響曲第26番 K184
  • チャイコフスキー:組曲第4番「モーツァルティアーナ」

手作りボディシャンプ-

昨夜のリヨン・オペラ座は、「マゼッパ」の3回目の公演、今夜は「エフゲニー・オネーギン」の4回目の公演ですが、今日はこれから午後に他の演目の音楽稽古もあります。4月29日にスタートした「フェスティヴァル・プーシキン」もそろそろ終盤、次の準備も必要ですからね。

さて、先日娘は学校の友達の誕生会に行って来ました。近頃の誕生会は、ただ皆でケーキを食べて一緒に遊ぶと言うだけでは済まないようで、何か目玉となるイベントも必要みたいですね。それぞれの家のお母さんの趣味・趣向(?)によって、用意するイベントも様々ですが...(笑)。
今回は写真の様なボディシャンプーを皆で作ったそうです。言ってみればこの手のイベントは理科の実験の延長線上みたいな感じですが、娘ぐらいのちょっと洒落っ気が出てきている年頃になると、楽しみも倍増するようですね。それぞれ好みの香料を選んで作ったボディシャンプーは記念品にもなるし、家に持ち帰って家族に自慢できたりと、一石何鳥にもなるわけですからね。因みに、娘のはアプリコットの香り。自分オリジナルのボディシャンプーが出来たと大喜びでした(^^;

手作りボディシャンプ-

Addio a Giulietta...

Addio a Giulietta...今日は往年の大メゾ・ソプラノ、ジュリエッタ・シミオナートの100歳の誕生日の筈でしたが、それを目前に控えた丁度1週間前、5月5日の明け方、ローマの自宅で亡くなりました。
写真は伊紙コリエーレ・デルラ・セーラの記事(ミラノ・スカラ座のサイトに掲載された訃報はこちら → "Addio a Giulietta Simionato")。
ジュリエッタ・シミオナートは、マリア・カラスやレナータ・テバルディと共にイタリア・オペラの黄金時代を築き上げたことでも知られる偉大なメゾ・ゾプラノ歌手。1928年にオペラ・デビュー後、1935年にフィレンツェ音楽祭、翌1936年にミラノ・スカラ座デビュー。1939年には正式にミラノ・スカラ座と契約を結び、その後、引退する1966年まで長年に亘って主役級の役を数多く歌いました。また、その間もエジンバラ音楽祭、メトロポリタン歌劇場、コヴェント・ガーデン王立歌劇場、ウィーン国立歌劇場、シカゴ・リリク・オペラ等の世界の一流歌劇場に招かれました。
日本にはNHKの招聘したイタリア歌劇団の一員として1956~1963年に来日し、「アイーダ」のアムネリス、「フィガロの結婚」のケルビーノ、「カルメン」のタイトル・ロール、「カヴァレリア・ルスティカーナ」のサントゥッツァ、「イル・トロヴァトーレ」のアズチェーナ、「セビリアの理髪師」のロジーナを歌い、日本のオペラ・ファンにも深い感銘を与えました。僕はいずれも録画、録音でしか知りませんが、とりわけサントゥッツァはとても印象に残っています。僕の中では、あのサントゥッツァを越える歌唱・演技に未だ巡り会っていません。

今日リヨン・オペラ座は、今週末に公演するリムスキー・コルサコフの「モーツァルトとサリエリ」のオケ合わせでした。この作品についてはまた改めて書きますが、曲の終盤にモーツァルトの「レクイエム」第1曲目冒頭の部分が出てきます。「レクイエム」は日本語に訳すと「鎮魂歌」。通常は亡くなった誰かの為に書かれる事が多いですよね。例えば、ドニゼッティはベッリーニの為、ヴェルディはマンツォーニの為にと言う風に。ところが、モーツァルトの場合は、何者か名前も名乗らなかったような人物から依頼を受け、しかも、作曲途中で亡くなってしまいました。一体誰の為のレクイエムだったのか...。

主よ、彼らに永遠の安息を与え給え...

日本だったら今日は初七日。ほんの一節でしたが、今日はジュリエッタ・シミオナートのことを思いながら歌いました。

イチゴとホワイトチョコのケーキ

| コメント(2)

今日はチャイコフスキーのオペラ公演はなくオペラ座の仕事の方は休みですが、夜、他所でヴェルディのプログラムによるコンサートがあります。このところ自分のレパートリーとはかけ離れたものばかり歌っているので、たまにはベル・カント物も歌わないとだんだん調子が狂ってきちゃいますからね。云わば、今夜は咽喉のメンテナンス、軌道修正とでも言いましょうか(笑)。

さて、今年もイチゴの美味しい季節がやってまいりました。こちらではスーパーや市場に安価で美味しそうなイチゴが沢山並び始めました。
昨日は妻がイチゴとホワイトチョコのケーキを作りました。地になるスポンジケーキは僕の大好きなイタリアン・スポンジケーキ、イチゴを乗せた上にホワイトチョコをベースに作ったソースを掛けたものですが、ソースは多過ぎず少な過ぎず、且つ、甘過ぎないのがポイント!イチゴの旨みを損ねる事があってはなりませんからね。その辺のバランスがお見事でした(^^)

イチゴとホワイトチョコのケーキ

ワカサギの南蛮漬け

今日のリヨン・オペラ座は、「スペードの女王」の3回目の公演でしたが、マチネーだったので夕飯は公演が終わって帰宅してからゆっくり頂きました!
今夜のメニューはワカサギの南蛮漬け。「南蛮漬け」ってエスカベーシュやマリネに相当する料理を指すわけで、確かに味付け等はとても良く似てますよね。その昔、ポルトガルやスペインとの交易と共に日本に伝わり、米酢や唐辛子、醤油等を使って再現したものだったんでしょうか。「南蛮渡来の~♪」みたいな感じ?
ヴェネツィアの「サルデ・イン・サオール」なんかも何の抵抗もなく美味しいと思えるのは、きっとこの南蛮漬けのお陰なんでしょう。今夜のワカサギの南蛮漬けもとても美味しく頂きました(^^)

ワカサギの南蛮漬け

キョーツケー!

今日フランスは「第2次大戦終戦記念日」 "Victoire 1945" の祝日です。オペラ座も今日は公演がなくてお休み、予定されていた他の仕事の稽古も予算の都合とかでなくなってしまったので(悲しい!)、丸っきりのオフ!これでちょっとは疲れが癒されるのではないかと思うんですけど(希望的観測)、さてどうでしょう...。

キョーツケー!写真は最近のマーシャの決まりのポーズです。出掛ける前に声を掛けると、「え゛、ウソでしょ???」とでも言いたいかのように、こんな風に上体を起こしてこっちを向くんです。それも、すぐには姿勢を元に戻さず、暫くの間このまま固まってしまっているのです。
靴を履いてからもう一度振り向くとまだこの姿勢、玄関の鍵を開けて振る向いてもまだ同じ、ドアを開けて振り向いてもまだ同じ、じゃあ今度は?...という具合に数回繰り返していると、何だか「達磨さんが転んだ」でもしてるみたいな気になります。こうやって知らず知らずのうちに実はマーシャに遊ばれちゃってるのかも知れません(笑)。

チャイコフスキー生誕170年

今日はチャイコフスキーの誕生日だそうで、そんな日にリヨン・オペラ座では「エフゲニー・オネーギン」の公演とは、なんとも目出度いではないですか!
ところで、そもそも今回のリヨン・オペラ座の「フェスティヴァル・プーシキン」は、2010年フランスにおけるロシア年に際して両国で開催されているイヴェントの1つなのです。クラシック音楽ではこれまで他に、パリのシャゼリゼ劇場でロシア・バレエの公演があったり、サル・プレイエルではサント・ペテルスブルクのマリインスキー劇場管のコンサートがありました。また、パリ・オペラ座バレエ団やコメディー・フランセーズのロシア公演や、バロック音楽で有名なレザール・フロリサンによるモスクワ、サンクト・ペテルスブルク公演等もありました。

France Russie 2010

リヨン・オペラ座におけるロシア年は、フェスティヴァルが始まってから1週間が経ちましたが、今夜の「エフゲニー・オネーギン」の公演はまだ2回目。日数の経過の割にはまだまだ始まったばかりなんですね。通常の公演ペースから考えると不思議です。
今日の午後は、ホームページに略歴と共に掲載するとかいう写真をカメラマンに撮ってもらう為にオペラ座に行って来ましたが、撮り終わった写真をモニターで見せてもらったら、昨夜の疲れが残っている所為か随分寝惚けた感じに写ってました。あれで本当に良かったのかな...(笑)。
さて、そろそろ出掛けなくては!!

「マゼッパ」~2回目公演

今夜のリヨン・オペラ座は「マゼッパ」の2回目の公演です。ところが、今日は所得税に於ける芸術・文化系の職業控除撤廃、劇場への助成金削減等に反対する全国ゼネストの日。「5月6日は国内で行われる一切の公演を中止して国に対して断固訴えよう!」と言う事で、リヨン市内でも県庁周辺や中心部で抗議デモなどが午前と午後に行われ、一時市内交通が遮断されると言う事態が起こりました。しかし、リヨン・オペラ座ではストの告知を届け忘れてしまったのだとかで、労組組合員等によるデモ参加はあっても、今夜の公演は通常通り行われる事になりました。
当然の事ながら僕は外国人ですから、国の政策に従ってこそ滞在・労働が許可されているわけで、こういう動きに先頭に立ってどうこうする立場にはありませんけど、フランス人が大好きな「一致団結して」というコンセプトから考えたらちょっぴり疑問が残ります。

さて話は変わりますが、ネットを徘徊している時に偶然にも前回2006年公演の「マゼッパ」のライヴCDを売っているオーストラリアの怪しい(?)サイトを見つけてしまいました。他にも他所では決して手に入らないタイトルが沢山ありましたが、リヨンの「マゼッパ」は3枚組で価格は45$AUD(プラス送料12$AUD)でした。公演当時、どことも販売契約は結んでいないので、これって明らかに違法だと思うんですけどねぇ...。

海賊盤販売サイト!?

スペイン風たこのシチュー

ここ数日フランスは急に冷え込んで冬に逆戻りしてしまったようです。昨日、今日と南西部では雪が降ったり、ニース、カンヌ等があるコート・ダジュール地方でも荒波や強風による被害が多かった模様。テレビのニュースではニースの模様も映し出されていましたが、被害に遭った辺りは僕が住んでいたアパートからもすぐ近くの良く知っている所だったのでとても驚きました。
リヨンも連日雨が降ったり止んだりが続いていますが、日中最高気温は6℃位とやはりとても低く、つい1週間程前の気温と比べるとその差は20℃以上もあります。この異常気象、一体これからどうなるんでしょうかね。

さて、このところほぼ連日の本番続きで、夕食をゆっくりちゃんと食べる時間が余りありませんが、今夜リヨン・オペラ座は、プーシキンの詩によるロシア歌曲の夕べと言う事でオペラの公演はなかったので、夕食は妻が久し振りにスペイン風たこのシチューを作りました。寒い日が続いてますからね、こういった煮込み料理がとても嬉しいです(^^)

スペイン風たこのシチュー
※尚、レシピは過去記事「たこのシチュー」をご覧ください!

ギョッガァ~ン!!

ギョッガァ~ン!!今日のリヨン・オペラ座は、午後に小学生の為のミニ・コンサート、夜は「スペードの女王」の2回目の公演、これからコンサートの前にGPまであって少々ハードなスケジュール。、あまりゆっくりもしていられないのでXperiaで撮った写真をアップしました。
これはアンドロイド携帯ではお馴染みのFxCameraというトイカメラ、ポラロイド、魚眼、シンメトリ等の特殊効果で簡単に写真を撮る事が出来るアプリで撮ったものです。勿論、一番試したかったのは魚眼なのでマーシャにモデルをお願いしたんですが、マーシャって至近距離では意外と正面を向いてくれないので結構苦労しました。しかし、こうやって見るとなんか別の生き物みたいですね(笑)。

フェンシング大会

今朝はリヨンのフェンシング・クラブで行われたフェンシング大会を観に行ってきました。でも、大会とは言ってもそんなに大袈裟なものではなく、娘の通う小学校の体育の授業の範囲内で行われたものです。
今年度は11月からずっとフェンシング(フルーレ)をやっていたのですが、もうすぐ学年末と言う事でその集大成として春休み明けからはクラス内対抗試合を行っています。これまでに既に殆どの他のクラスは試合が終わっていて、今日は娘のクラスと1つ下の学年の1クラスが会場に集まりました。月曜日の午前中なので父兄の姿はあまり多くありませんでしたが、それでも熱心に写真やビデオを録っている方もおられました。

試合はスイス式のトーナメント方式だったので、全試合が終わるには結構時間が掛かりました。娘は始め11位でのスタートでしたが、最終的にクラスの女子12人中9位と言う結果で、少しだけ順位が上がりました。試合前は上位に入賞すると言って張り切っていたのでちょっぴり悔しそうでしたけど、それでも最下位でなかっただけでも良かったです。ホッ(^^)

フェンシング大会

「スペードの女王」~初日

「スペードの女王」プログラムより今日のリヨン・オペラ座は「スペードの女王」の初日です。他の2つのチャイコフスキーの作品と違って、日曜日という事で16時開演になります。しかもこの演目は、5回の公演中、3回は日曜日、2回目は火曜日の夜だけど翌水曜日は学校が休み、最終日は金曜日の夜だけどその後はペンタコステ(聖霊降臨の主日)の長い週末になる...と言った具合に、いずれの場合も第1幕に登場する児童合唱の子供達の事を考慮に入れてスケジュールを組んだんじゃなかろうかと思われます。
写真は公演プログラムの中の挿絵です。ご覧の通りトランプのスペードのクィーンのようですが、「D」の文字がロシア語のアルファベットでも使われるキリル文字になってますね。
因みに、このオペラは勿論ロシア語上演なんですけど、第3幕で伯爵夫人の弔いに歌われる聖歌は、一般のロシア語とは少々発音が異なるロシア正教会の発音によるものです。

庭のスズラン

今日はメーデー。そして、フランスは「スズランの日」です。今日のリヨンは朝から雨が降ったり止んだり。メーデーと言う所為もあり市内交通機関の全面ストップに加え、殆どの商店が閉まっているので、どこへも出掛けることなく家でゆっくり過ごす事にしました。なにしろ一昨日、昨日と本番続きだったので今日のオフは、明日からの公演の為にもとても貴重ですからね。
写真は、今朝娘が撮ってきたアパートの花壇に咲くスズランです。久し振りの天の恵みのお陰で良いお湿り具合ですね。

庭のスズラン

アーカイブ