2010年7月アーカイブ

ラムネ

ラムネ今日は、午後に中華食材店へ買い物に行った時にラムネを売っていたので、懐かしくなって買ってしまいました。娘も「美味し~い!」と言って喜んで飲んでいましたが、実は、娘が炭酸飲料を飲めるようになったのはつい最近の事なんです。幼い頃は一口舐めただけで、「ベェ~~」と言って変な表情をしたものでした(^^;
娘はラムネ菓子が好きでこれまでにも良く食べていましたが、本物のラムネは初体験。瓶の形も気に入った様子で、しかも、僕自身を含め多くの子供達がそうであったように、どうやってビー玉を取ろうかと首をひねっていました(笑)。
清涼飲料水の多様化が進み、一時は市場から姿を消してしまったラムネを今またこうして、それもフランスで手軽に飲む事が出来るとは、何とも不思議なものです(^^)

スイカは食べない猫!

巷では、「スイカを食べる猫」と言うのが話題になっていますが、その食べっぷりや音は見ていて気持ちが良いですね。

知らぬ存ぜぬで、当然のことながらマーシャはどうなんだろうと思って試してみたんですけど、まるで無視。知らぬ存ぜぬを通し、食べ物とは認識してもらえませんでした(笑)。

やあ どーも どーも

どーもくん みっけ!すっかり夏休みモードで毎日のんびり過ごしていますが、今日は娘が新学期までに用意しておかなければならない文房具を買うのに付き合わされて出掛けました。何しろお金を払うのは僕だし、領収書をちゃんともらって、後で育児手当ての一部として雇用主であるリヨン市に請求するのも僕ですからね(^^;
そして、帰り道に立ち寄ったファンシーショップでどーもくんを発見しました。店員が他所を見ている隙に携帯のカメラで撮ったのでちょっとブレてますが、大きい方のどーもくんは、値段を見たら19ユーロ(約2150円)でした!

甘噛み?

モーツァルトの「レクイエム」の本番が終わり、昨夜帰宅したのは夜中の1時近くでした。幸い、同僚の運転する車に同乗させてもらったので、これでも予定よりも早く帰る事が出来たんです。主催者側で用意してくれていた送迎バスの出発予定時刻は午前零時でしたから、少なく見積もってもあと1時間は遅かったでしょう。聞くところによるとフランスの貸切バスの運転手は、1度に運転する走行時間は何時間でも良いんだけど、目的地に着いた後で次に走り出すまでに少なくとも9時間のインターバルが必要なんだそうです。昨日はサン・ポール・トロワ・シャトーを13時半に出発して、アルデュ県のソワイヨン音楽祭が開催されている町に着いたのが15時だったので、この計算で行くと当然の事ながら運転再開は午前零時と言うわけだったんです。以前、このインターバルはもっと大雑把だったらしいんですけど、最近、勤務規定が改正されたとかで、主催者側もこの事について知らなかったようです。この9時間の壁を取っ払うには、少なくとも2人の運転手を雇う必要があるわけですからね。

そして、ついに今日からやっと夏休みになりました!エクサン・プロヴァンス音楽祭の後、「ポーギーとベス」、そして、モーツァルトの「レクイエム」という具合に本番が続いたので、ホントに待ちに待ったと言う感じです。ただ、8月中旬にはもう既に仕事が入っているので、いつもに比べると2週間余とかなり短めですが、それでもある程度まとまった休みは嬉しいですね~\(^o^)/
早速マーシャに、「宜しくニャ~!」と挨拶したら、甘噛みとも本気とも付かないくらい手荒な洗礼を受けましたが、これって一体何を言いたいんでしょう。まさか怒ってるとか...(^^;

ニョア~~!

トリカスタン音楽祭

トリカスタン音楽祭リヨンから車で南へ2時間ほど下った、ドローム県のサン・ポール・トロワ・シャトー "Saint-Paul Trois Châteaux" で今月16日から開催されているトリカスタン音楽祭で、モーツァルトの「レクイエム」に出演の為、明日から土曜日までまた留守にします。
トリカスタン "Tricastin" と言うのは、ラテン語の "Tricastri" (3つの城)に由来するとかで、現在は仏語で同じ意味である "Trois Châteaux" と表記が変わりましたが、昔は "Saint-Paul en Tricastin" と呼ばれたそうです。
この街は、紀元前4500~3500年、新石器時代に既に集落があった事が分かっており、その後、ローマ帝国の属州であったガリア・ナルボネンシス(ラテン語) "Gallia Narbonensis" の都市として、また、中世、ルネッサンスを通して栄えてきた非常に歴史の古い街です。12世紀に建てられたノートル・ダム大聖堂は、プロヴァンス地方に於けるロマネスク建築の代表作として、1841年に歴史建造物の指定を受けたそうです。
他にも古い建造物や遺跡等が沢山あって、とても面白そうな所なんですけど、明日は向こうに着いたら午後と夜にオケ合わせがあるし、翌日は午前中にGP、そして夜は本番ですからね。それだけならまだしも、土曜日は場所が変わって、もう1つ他の音楽祭に出演の為に移動、そして本番という超過密スケジュールなので、残念ながら今回は観光している時間は全然なさそうです(;_:

まさか...?ちょっとだけマーシャのことが心配なんですけど、明日の夜には妻と娘がパリから帰って来るので、いつもよりちょっぴり遅い晩御飯...位に思ってもらえたらと良いんですけどねぇ(^^;

みんな、どこ行っちゃうの?

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今日のお昼、おばあちゃんはリヨンを離れTGVでパリへ向かいました。日本への帰国は木曜の夜の便なので、妻と娘と共にこれからパリ観光です。
もうすぐお昼御飯だと言うのに、皆が大きな荷物を持って出て行こうとするので、写真の様にマーシャはとても驚いた様子でした(^^;

僕の方は、先週土曜日に「ポーギーとベス」の公演が無事に終わり、リヨン国立歌劇場の今シーズンの全てのプログラムが終了しました。あとは、今週後半にあるモーツァルトの「レクイエム」の本番が終われば、待ちに待った夏休み。もう一息です!

みんな、どこ行っちゃうの?

「ポーギーとベス」~初日

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昨日は、午前と午後にモーツァルトの「レクイエム」のリハーサルがあったので、朝からマーシャは1人(?)でお留守番でした。
夕方には妻達がヴェネツィアから帰って来たので、それはそれでニャンニャニャンニャとマーシャは喜びを隠せない様子でしたが、夜は何故か僕にピタッとくっ付いて寝ていました(笑)。

Porgy '10さて、今日は「ポーギーとベス」の初日です。今回はDVDの収録もあるというので、著作権の関係等でこれ迄カーテンコールには出なかったオペラ座合唱団も、出る羽目になりそうな気配。昨日の内に、急遽、その旨を伝える御達しが携帯にSMSで送られてきました。
DVD化に当たっては、既に前回の格好にはダメが出ていたので、今回の公演では写真の様にボブ・マーリー風のカツラも着ける事になったんです。つまり、「ポーギーとベス」は演奏時間が3時間を越える作品ですから、メイクが終わってから終演まで約6時間こんな格好でいなければならないと言う事なんですよ。
同僚達の中には僕のこの変身振りを面白がって写真を撮る者がいたり、英米の黒人歌手らには「オー・マイ・ガッ!」、「ジーザス!」...と、「そこまでやるかぁ?」みたいな感嘆の声を上げられましたが、一番驚いているのは何を隠そう当の本人です(^^;

お留守番!

リヨン国立歌劇場の今シーズン最後の演目は、ガーシュインの「ポーギーとベス」で、フランス革命記念日の今夜はGPです。ところが今日は打ち上げ花火の影響で、夕方からいつも使っているバスではリヨン市庁舎近辺が通行止めになる為にオペラ座まで行くことが出来ないので、オペラ座への往復は地下鉄を使わなければなりません。

「ポーギーとベス」は2年前のプロダクションの再演ですが、エクサン・プロヴァンスから戻って最初のリハーサルだった月曜日の午後は、もう衣装&メイク付き、しかも、オケ付きの舞台稽古だったので、歌に踊りに頭の切り替えがちょっぴり大変でした。そして、昨日は午後のダメ出しに続いて夜はHPで、帰宅したのはもう零時半でした(!)。

さて実は、僕がエクサン・プロヴァンスに行っている間に、妻方のおばあちゃんがリヨンの我が家にやって来ました。今月初めに夏休みに入った娘も大喜びです。
もうかれこれ滞在は3週目に突入したわけですが、今週いっぱいは僕がオペラ座、その他の仕事があってリヨンにずっといるので、マーシャのお世話も安心して任せられるとばかりに、昨日から3日間の予定で、妻と娘はおばあちゃんと一緒にヴェネツィア旅行に出掛けました。

と言う訳で、僕はマーシャと“まったり”お留守番なのですが、昨夜マーシャは、僕が帰って来たら安心したのか、それとも暑いからなのかドロ~ンとすぐに寝てしまいました(笑)。

あちゅいぃ~~

テーカップ

テーカップ昨日は妻の誕生日でした。
僕からのプレゼントはティーカップでしたが、結局のところ全部で4客もプレゼントさせられました(^^;
写真は、その中で一番気に入ってると思しきケーキ皿もお揃いで付いてるローゼンタールのものです。僕はコーヒー党なのでティーカップには殆ど興味がないんですよ。だから「綺麗なティーカップも幾つか欲しい!」と言うのが、彼女の願いだったのです(笑)。

娘からのプレゼントこちらは娘からのプレゼントで、花瓶。勿論、色付けをしたのは娘ですが、これが小学校最後の作品でもあります(^^)

エクスのお土産

昨夜、無事にリヨンの我が家に帰って来ました。まだ身体がだるいです。明日からまたオペラ座のリハーサルがあるなんて信じたくありません(^^;

さて、エクスのお土産ですが、先ずは何と言ってもカリソン。でも、比べる為に色んな店のを買ってみましたよ~(笑)。それから、ラベンダーのポプリと蝉の入った箱。これは箱を開けると光に反応して蝉が鳴きます! 蝉はプロヴァンス地方では幸運のシンボル。どこのお土産屋さんにも壁掛けやブローチ等、様々な蝉が売っていますが、これはどちらかと言うとビックリ箱みたいに悪戯っぽいところがあって良いなと思って選びました。
また、右上にチラッと写っているのは、音楽祭から頂いたエクサン・プロヴァンスのロゼ・ワインです。この写真だと随分赤っぽく写ってますが、エクスのロゼって、一瞬、「水で薄めたんじゃないか?」と思うほど綺麗な薄いピンクなんです。普段ロゼは殆ど飲まないんですけど、今回はロゼの美味しさを再発見した滞在でした(^^)

エクスのお土産

「ナイチンゲールとその他の寓話」~最終公演

セザンヌ像これからホテルをチェック・アウトします。
「ナイチンゲールとその他の寓話」の最終公演は17時からなので、かなり時間に余裕がありますが、取り敢えずは一旦荷物を置きに劇場に行っちゃいます。何しろ、公演終了後にリヨンへの帰路に着くことになってるので、すぐにバスに乗り込める用意をしておかないといけません(^^;
それからゆっくり昼食を執り、その後はグラネ美術館でも行ってみましょうか。折角エクスまで来たのに、セザンヌの絵を1枚も見ないで帰るって言うのも、何となく気が引けますからね(笑)。

お土産探し

ストラヴィンスキー「ナイチンゲールとその他の寓話」の公演も、いよいよ今夜と明日を残すのみとなりました。明日のお昼にはもうホテルをチェック・アウトしなければならないので、お土産探しは今日がラスト・チャンス! 昨日に続いて街に繰り出したのは良いものの、余りにも暑くて早々に退散してきました(^^;

アルベルタ広場の噴水アルベルタ広場の噴水。
エクスで最もエレガントな噴水と言われてるそうです。
まだお昼前だと言うのに、照りつける太陽がとても眩しかったです。

ここはエクスで最も古い1874年創業のカリソン屋さん「レオナール・パルリ」 "Léonard Parli" です。
仏国鉄エクサン・プロヴァンスの在来線の駅のすぐ近くにあります。
店内に入ると、清楚な顔立ちからは想像もしなかったこの土地特有の訛りで、「おひとついかが~!」とお姉さんがカリソンを試食させてくれました(^^)V

カリソン・デクス

今回のエクス滞在も残り少なくなってきたので、そろそろお土産も考えなければなりません。
差し当たって、エクスと言えば「カリソン・デクス」 "Calissons d'Aix" (エクスのカリソン)と言うほどカリソンがとても有名なので、これだけは外せません。ところが、実際にはカリソンを売っているお菓子屋さんはエクスの市内に沢山あるので、どこのお店にするか選ぶのは決して容易ではありませんでした(^^;
カリソンとは、アーモンドを細かく挽いたものと砂糖漬けメロン・ペーストを混ぜ合わせたもの、所謂、マジパンの一種を菱形の型に入れ、グラス・ロワイヤルと呼ばれる砂糖と卵白を混ぜ合わせたお菓子で、15世紀から続くエクスの名物です。

カリソン・デクス「ルネ王」 "Roy René" を冠する1920年創業の老舗。

ラッピングが可愛い!こちらのお店は、箱やラッピングがとても可愛いかったです。
お店に入った途端に、「おひとつどうぞ~!」と試食にバタークッキーを1枚頂きました(^^)

マダム御用達聞くところによると、こちらのお店は、エクスのマダム御用達だそうです!

トトロの命日

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トトロの命日今日はトトロの命日です。妻から昨日、花を買って飾ったと言うメールが届いたので、「だったら写真が見たい!」と返事をしたところ、MMSを送ってきてくれました。
彼女は、デジカメで撮った写真をメールに添付する方法を未だにちゃんと理解していないようなので、この方法が一番手っ取り早いんですよ(笑)。
実は昨日の夜、気が付いたら腕時計が止まっていました。恐らく電池が切れた所為だとは思ったんですけど、トトロの命日に合わせるように止まってしまうなんて、偶然の一致にしてはちょっと不思議ですよね。5年前の昨日は全ての時間が止まって欲しかったのに...。
今朝、時計屋さんに持って行って電池を交換してもらったら、またちゃんと動き始めました。

マーシャこちらもMMSで送られてきました。マーシャはベッドの上で相変わらず引っくり返っているようですね(^^)
昨日のリヨンは、それまでに比べれば幾分涼しかったようですが、それでも毛皮を着ているマーシャは辛いでしょう。ガンバレよ~!!

さて、今夜はストラヴィンスキー「ナイチンゲールとその他の寓話」の4回目の本番。ARTE Live Webでライヴ・ストリーミング配信(仏時間19時55分スタート!)され、同時にテレビとラジオの収録も行われるそうですが、これから午後にガーシュインの「ポーギーとベス」の音楽稽古もあります。今日もエクスは日中最高気温が34℃まで上がるそうですから、クーラーの効いた劇場にいる方が少しは快適に過ごせるでしょうけど、夜に備えて少しくらいジッとしていも良いんじゃないかと思います(^^;

サン・ソヴェール大聖堂

昨夜は結局テレビで「ドン・ジョヴァンニ」の中継を最後まで見てしまいましたが、カーテンコールの時に演出家が出てきたらブーイングが物凄かったです。これが普通の収録だったりすると、放映の時には別の音声を被せちゃう(!)なんていう事もあるんですけど、生中継だっていうのをお客さんの方だって知ってるから容赦しないって言う感じでした。ラングレーの作る音楽がとても良かっただけにちょっと残念でした。

サン・ソヴェール大聖堂閑話休題。5世紀から17世紀にかけて建設されたサン・ソヴェール大聖堂は、少しずつ増改築された為に、不規則な構造と様々な建築様式が混在する教会です。ゴシック・フランボワイヨン様式の正面ファサード(写真)、メロヴィング朝の洗礼堂、ローマ遺跡から移築された円柱等があります。
また、15世紀にルネ王の委嘱によって描かれたニコラ・フロマンの傑作「燃ゆる柴の祭壇画」の3連作がありますが、残念ながら現在は修復工事中で見る事は出来ませんでした。
「燃ゆる柴の祭壇画」は、旧約聖書の冒頭「出エジプト記」3章に出てくる「しばは火に燃えているのに、そのしばはなくならなかった」と言う部分に拠るもので、中世の教会に於いて、燃えているのになくならない柴は処女懐胎した聖母マリアの象徴とされていたそうです。

サン・ソヴール修道院の回廊中庭にあるロマネスク様式の回廊がとても綺麗。
30分毎にガイド付きで案内してくれるようですが、基本、人が集まらないと時間になっても係の人が誰も来ないし、僕みたいに1人で行ったんじゃまず無理です(^^;

今日のお昼はプロヴァンス風

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今日はゆったりと一日過ごしました。月曜日は休みの美術館が多いんですけど、タピスリー美術館は開いているのを知っていたのでランチの前に行ってみました。
ランチは折角なのでプロヴァンス料理が食べたいじゃないですか。ところが、観光客相手のレストランやブラスリーは、今日のメニューは、別にエクスじゃなくても他所でも食べられるような物ばかりだったので、結構探してしまいました(^^;

タピスリー美術館の窓から...タピスリー美術館はサン・ソヴェール大聖堂とアルシェヴェシェ劇場の間、大司教館の2階にあります。主に17~18世紀に仏ピカルディー地方のボヴェ Beauvais で織られたタピスリーが展示されていますが、残念ながらここも館内は撮影禁止なので、窓からアルシュヴェシェ劇場を撮ってみました。
そう言えば、今夜はもうすぐ「ドン・ジョヴァンニ」がライブ中継されるんでした!

ファルシのプロヴァンス風「ファルシのプロヴァンス風」は、 丸ズッキーニ、トマト、そしてマッシュルームのファルシにルコラのサラダが添えてありました。写真だとちょっとしか量がないように見えるかもしれませんが、実際は結構なボリュームがありましたよ。マッシュルームはあの巨大マッシュルームです。肉厚で食べ応えがありました!
プロヴァンスのロゼもとても良く合いましたよ~(^^)V
あと、ローズマリーの葉が突き刺さった焼きトマト(写真奥)は、皿が運ばれて来た時ちょっと笑っちゃいました。何もあんなに刺さなくてもいいのに...。

タルト・タタンデザートは「タルト・タタン、バニラ・アイス添え」。基本、リンゴが好きですからね(^^)
温かいタルトと冷たいアイスクリームのハーモニーと言うか、メリ・メロ "méli-mélo" (仏語で「ごちゃ混ぜ」の意)がタマリマセン(笑)。

噴水の街

ストラヴィンスキー「ナイチンゲールとその他の寓話」の初日は、スタンディング・オヴェーションの大成功を収めました。そして、今日の夕方は2回目の本番です。
オペラ座の一部のメンバーは今日の終演後、バスでまたリヨンに一旦帰ることになっていますが、どんなに早くても出発は20時。移動は夜間なので高速道路はそれほど混雑していないと思いたいですけど、向こうに着くのは夜中になることは確実です。しかも、昨日からフランスは夏休みに突入し“民族の大移動”が始まっているので、実際のところは予想が付きません。
こうしたちょっと無茶な移動による疲労も考慮して、僕はエクスに残ることにしました。来週はストラヴィンスキーの本番の合間に、「ポーギーとベス」のリハーサルもありますから、今現在のコンディション維持は必須です(^^;

さて、エクスはその名が示すように、水の街です。そして、街の至る所に噴水があります。流石、ローマ帝国の都市だけの事はありますね。全部で100以上もあろうかと言う泉や噴水をここに掲載することは無理なので、その内の幾つかを紹介します。

ロトンドの噴水エクスのほぼ中心に位置するド・ゴール広場にあるロトンドの噴水。この町最大の噴水です。真ん中に建つ3体の像は、「正義・農業・芸術」を意味するそうです。

温水の噴水ロトンドから東に向かうメイン・ストリート、ミラボー通りにある苔むす「温水の噴水」 "Fontaine d'eau chaude" は、23℃の温水が出ると言うので触ってみたんですけど、全然温かくありませんでした。冬季限定なのか、それとも暑過ぎて感じないのかな...。

ルネ王の像ミラボー通りの一番奥に建つ「ルネ王の像」。右手にはステッキ、左手にはブドウの房を持っているそうですが、王によってプロヴァンスの地にブドウがもたらされ、後にワインの製造が始まったそうです。
勿論、この下にも小さな噴水がありますよ(^^)

4頭のイルカの噴水ミラボー通りの南側、マザラン地区にある4頭のイルカの噴水。イルカなのに良く見ると鱗があると言う変わりものです(笑)。

市庁舎前の噴水旧市街にある市庁舎前の噴水。西洋彫刻でお馴染みの人面をしたマスカロン "Mascaron" が口から水を吐いています(^^;

「ナイチンゲールとその他の寓話」~初日

ナイチンゲール今夜いよいよ「ナイチンゲールとその他の寓話」が初日を迎えます。一昨日の「ドン・ジョヴァンニ」に続いて昨日はグルックの「アルセステ」が初日だったので、今夜は3作目の初日になるわけです。
ストラヴィンスキーの小品を集めた第1部では、中国の影絵芝居を元にアクロバットのダンサー達が、舞台奥に掛けられたスクリーンにそれぞれの作品のストーリーを“体を使って”映し出します(!)。
しかし、今回最も目を見張るのは、第2部の「ナイチンゲール」の演出でしょう。オケピットにはおよそ7万リットルの水が張られ、そこで、「映像の魔術師」と評されるケベック生まれの演出家、ロベール・ルパージュが作り出す不思議な世界が繰り広げられます。
ベトナムの水上人形劇「ムアゾイヌオック」にヒントを得、日本の伝統芸能「文楽」を融合させたという今回の演出では、題名役のソプラノ以外のソリストは皆半身“プール”に浸かり、それぞれ人形を操りながら歌います。幸い、合唱はプールには浸かりませんが、ソリスト同様それぞれが人形を操りながら歌うのは一緒。人形を操ったり舞台変換も行う黒子風に扮したダンサー達はプールにも入ったりするので、全身ウエットスーツに身を包み頭の天辺から爪先まで真っ黒です。また、プール(オケピット)の両脇には歌舞伎の「セリ」のような舞台があったり、メイクは歌舞伎の隈取風です!?
オケピットはこのような理由で“メイン・ステージ”と化しているので、オーケストラは舞台奥に配され、その前で振る指揮の大野さんは僕らの後ろにいるので、ホール内の数箇所に設置されたモニターを通してしか見ることが出来ません。
因みに、「ナイチンゲール」は中国が舞台。中国皇帝は中国語では「黄帝」と書くそうですが、皇帝が取っ替え引っ換え違う色の衣装に着替えるので、「皇帝は黄色しか身に付けない!」と中国出身の同僚が怒ってました。その他、赤は「中国皇帝に忠実に仕える臣下」を示す色だそうですから、侍従(バリトン)や廷臣(合唱)の衣装は何色が適切なのかお分かりでしょう。
西洋人の想像する「アジア」は、時に、非常に理解に苦しむことが多々ありますが、文化・伝統くらいは少し勉強しても良いんじゃないかと思います。それとも、これも「ルパージュ・マジック」の醍醐味なんでしょうかね(^^;

セザンヌのアトリエ

「ナイチンゲール」の初日を明日に控えて、今日は丸一日オフだったので、町外れにあるセザンヌのアトリエまで行ってみました。朝からとても暑くてシンドかったですけどね(@@;

セザンヌのアトリエ建物の2階にあるアトリエ内は撮影禁止なので、庭からアトリエがある窓を撮ってみました。
僕が行った時は、丁度、日本人観光客のツアーが2組ほど入れ替わり立ち代りで、少しの間、日本人で一杯になりました(^^;

ローヴの丘からアトリエから更に徒歩で10分ほど登ったローヴの丘に、セザンヌがモチーフとしてことのほか愛したサント・ヴィクトワール山がよく見える場所があります。この山は何と油絵44点、アクアレル(水彩画)43点もの作品に登場するとか。

セザンヌのプレート市内のあちこちにセザンヌの縁のルートを辿れるように、道にこんなプレートが嵌め込まれています。
「C」の中に描かれているのは、エクサン・プロヴァンスの紋章です。

「ドン・ジョヴァンニ」~初日

今日の「ラ・プロヴァンス」紙今年、第62回を迎えるエクサン・プロヴァンス音楽祭は、既にコンサート、リサイタルが6月中旬から行われていますが、今夜からいよいよ国際オペラ・フェスティヴァル "Festival International d'Art Lyrique" が始まり、今月21日迄ほぼ連夜オペラが上演されます。
初日を飾るのは、音楽祭が始まった翌年の1949年にレナート・カッペッキがタイトル・ロールを歌い初公演を行って以来、これ迄20回近く公演されているモーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」です。今回はルイ・ラングレー指揮、ドゥミトリ・チェルニアコフ演出よるプロダクションです。
写真は「ラ・プロヴァンス」紙のエクス版第1面で、公共料金の値上げに続いて、その下に「ドン・ジョヴァンニ」の初日を告げる記事へと続いています。
また、今週はこのエクサン・プロヴァンス音楽祭とも縁が深いメゾ・ソプラノのテレサ・ベルガンサが、音楽祭友の会(?)の招待でお客様として滞在中だとか。ここでツェルリーナも歌った彼女が、賛否両論の分かれるであろうかなり際どいチェルニアコフの“現代版”「ドン・ジョヴァンニ」をどう受け止めるのか興味がありますね。
尚、7月5日の公演は、"ARTE Live Web"によってインターネットでライブ中継されます。

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